「いつ相談すればいいの？」と迷っていませんか？

「将来的に自分の動物病院を開業したいけど、いつから準備を始めればいいのか分からない」
「相談するのが遅れて、開業スケジュールがずれたらどうしよう…」

こうした悩みは、独立を考える獣医師・動物看護師・経営者の方に非常に多く見られます。
動物病院の開業には、診療圏調査、物件探し、資金計画、X線撮影装置・超音波診断装置などの医療機器導入、融資手続き、スタッフ採用、広告戦略など、多くの準備工程があります。そして、それぞれに時間がかかるため、相談のタイミング＝開業の成否を分ける重要ポイントです。

今回は、動物病院開業の理想的な準備スケジュールを、実例と共にわかりやすく解説します。

よくある質問・困りごと：開業相談の「タイミング」で迷う理由

動物病院の開業支援の現場では、獣医師や経営者から次のような質問・相談を受けることがよくあります。

• 「何年くらい前から開業支援サービスに相談すればいいですか？」
  
• 「診療圏調査や物件探しはいつ始めるのがいいの？」
  
• 「CTや麻酔器などの医療機器導入は、開業のどの段階で決めればいい？」
  
• 「スタッフ採用や内覧会準備って、いつから動けば間に合うの？」
  
• 「忙しくてなかなか時間が取れず、相談が後回しになっている…」
  
• 「気づいたらオープン予定まで半年しかない！」
  

こうした質問の背景には、「動物病院の開業には時間がかかる」という現実が十分に知られていないことがあります。実際、スムーズな開業には最低でも1年〜1年半前からの準備が理想です。

医療機器は種類によっては納期が3〜6か月かかることもあり、早めの選定と導入支援が必須です。

動物病院の理想的な開業準備 8ステップ

1. 開業の目標設定とコンセプト固め

まずは、「どんな動物病院をつくりたいか」を明確にしましょう。
犬猫専門かエキゾチック対応か、一次診療か専門診療か、診療時間やスタッフ構成などを具体的に言語化します。
この段階で開業支援サービスに相談すると、全体像をプロと一緒に描けるため、無駄がありません。

2. 診療圏調査・立地選定スタート

診療圏調査では、競合動物病院、飼育頭数、地域人口構成、駐車場需要、車でのアクセス圏などを徹底的に分析します。
診療圏の把握は物件選び・資金計画・集患戦略の土台になるため、最初期から始めることが重要です。

3. 資金計画・融資準備

土地や建物、CT・レントゲン・超音波診断装置などの医療機器、内装工事、広告費、運転資金を含めた資金計画を立てます。
金融機関への融資相談もこの段階で開始し、事業計画書の作成を進めます。

4. 設計・建築プランニング

診療室、手術室、入院室、ICU、トリミングスペースなどを考慮した設計を行います。
動線や衛生管理、将来的な拡張性も踏まえ、獣医師目線と建築士目線の両方からプランニングします。

5. 医療機器の選定・導入支援

CT、X線撮影装置、超音波診断装置、血液検査機、生化学検査機、麻酔器、ICUケージなどを選定。
複数メーカーから見積を取り、納期とコストを確認しながら最適な構成を決めます。
納期を踏まえ、遅くとも開業の6か月前までに発注するのが理想です。

6. 行政手続き・融資確定

獣医療法に基づく開設届出、消防・保健所への申請、金融機関との最終契約を行います。
ここで手続きが遅れると、工事や機器納入が間に合わなくなるため注意が必要です。

7. スタッフ採用・教育

獣医師、動物看護師、受付スタッフの採用を進めます。
動物看護師は求人が激戦区のため、早めの募集が必須。教育体制の整備もこの時期に始めます。

8. 広告戦略・プレオープン

Webサイト制作、SNS運用、Googleビジネスプロフィール登録、地域ポスティング、内覧会企画などを展開します。
集患対策は早めに始めるほど効果的です。内覧会は地域の飼い主に病院を知ってもらう大きなチャンスです。

早めの相談・準備で得られるメリット

このスケジュールで準備を進めると、以下のようなメリットが得られます。

• 開業準備に追われることなく、診療方針や経営戦略に集中できる
  
• 医療機器や内装工事の遅れによる開業延期リスクを回避できる
  
• スタッフ採用や広告戦略にも十分な時間を確保できる
  
• 銀行融資の審査や行政手続きを余裕を持って進められる
  
• 開業初日から診療体制と集患体制を整えられる
  

逆に、相談が遅れると、各工程が重なってスケジュールが逼迫し、判断ミスやコスト増加につながるリスクが高まります。

【まとめ】本郷いわしやなら、最適なタイミングから伴走します

株式会社本郷いわしやは、動物病院の開業支援・導入支援に豊富な実績を持つパートナーです。
18〜12か月前の段階から相談いただくことで、診療圏調査・資金計画・設計・機器導入・スタッフ採用・広告戦略までを一貫してスムーズに進められます。
早めのご相談こそ、理想の開業への第一歩です。